厚生労働省から、令和3年3月24日開催の「第1回 多様化する労働契約のルールに関する検討会」の資料が公表されています。今回が初開催であるこの検討会ですが、その趣旨・目的は、次のとおりとされています。
<趣旨・目的>
労働契約法の一部を改正する法律(平成 24 年法律第 56 号)附則第3項において、同法施行後8年を経過した場合において、改正労働契約法第 18 条の規定に基づく無期転換ルールについて、「その施行の状況を勘案しつつ検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて必要な措置を講ずるもの」とされている。
また、勤務地限定正社員や職務限定正社員等の「多様な正社員」は、無期転換ルールによって無期雇用となった社員の重要な受け皿の1つとして期待されるところ、規制改革実施計画(令和元年6月閣議決定)において、令和2年度中に多様な正社員の雇用ルールの明確化について検討を開始することとされている。
このため、無期転換ルールの見直しと多様な正社員の雇用ルールの明確化等について検討を行うことを目的として、「多様化する労働契約のルールに関する検討会」を開催する。
初回の議題は、「無期転換ルールと多様な正社員雇用ルール等に関する現状等について」ということで、現状の報告などが中心となっています。今後の動向に注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<第1回 多様化する労働契約のルールに関する検討会/資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17519.html