厚生労働省から、「毎月勤労統計調査 令和6年6月分結果速報」が公表されました(令和6年8月6日公表)。
これによると、労働者1人あたりの平均賃金を示す現金給与総額は、前年同月比4.5%増の49万8,884円となり、30か月連続で前年同月を上回りました。
なお、6月は、一般的に賞与が支払われる月であり、現金給与総額のうち、特別に支払われた給与が、前年同月比7.6%増の21万4,542円となっています。
また、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年同月比1.1%の増加となりました。
実質賃金が、前年同月比でプラスとなるのは、実に27か月ぶりとなりました。
物価の上昇に名目賃金の伸びが追い付かない状況が続いていましたが、令和6年春闘における歴史的な賃上げが浸透して基本給が増えたほか、好調な企業業績が反映されたとみられる賞与の増額により、名目賃金の伸びが物価の上昇を上回ったようです。
実質賃金がプラスとなる状況が続くのか、今後の動向に注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<毎月勤労統計調査ー令和6年6月分結果速報>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r06/2406p/2406p.html