厚生労働省では、毎年11月を過重労働解消キャンペーン月間としており、その一環として令和5年11月3日(金・祝日)を特別労働相談受付日として、相談を受け付けました。
この度、その相談結果が公表されました(令和5年12月15日公表)。
その概要は、次のとおりです。
相談件数 合計509件
●主な相談内容
○長時間労働・過重労働……80件(15.7%)
○賃金不払残業……61件(12.0%)
○賃金不払(賃金不払残業除く)……46件(9.0%)
○休日・休暇……31件(6.1%)
○パワハラ……55件(10.8%)
●主な相談者の属性
○労働者……372件(73.1%)
○労働者の家族……71件(13.9%)
○その他(使用者、不明等)……66件(13.0%)
今回の特別労働相談では、1日で500件を超える相談が寄せられました。
これらの相談のうち、労働基準関係法令上、問題があると認められる事案については、相談者の希望を確認した上で労働基準監督署に情報提供を行い、監督指導を実施するなど、必要な対応が行われているということです。
企業としては、社員がこのような労働相談を利用しなくてもよいように、日頃から、適切な労務管理などを行っておく必要がありますね。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<特別労働相談受付日における相談結果を公表します>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36312.html