令和5年8月8日、首相官邸において、「第2回 マイナンバー情報総点検本部」が開催されました。総点検に関する中間報告(令和5年8月1日時点)が公表されましたが、そのポイントは、次のとおりです。
●健康保険証
全3,411保険者のうち、1,313団体において、総計約1,570万件の登録データを対象に総点検を実施し、約1,515万件の確認作業を完了(8月1日現在)。その結果、異なるマイナンバーが登録された事例を1,069件確認(把握済みの7,372件と合わせると、8,441件に拡大)。このうち 771件について、オンライン資格確認の実施機関によるアクセスログの確認を完了し、薬剤情報等が閲覧された事例5件を確認。
●共済年金
点検対象数約510万件のうち、地方公務員共済組合で112件、国家公務員共済組合連合会で6件、合計118件のマイナンバーの紐付け誤りが判明。
●障害者手帳
完全な住所情報を用いず、その後も適切な方法で個人を特定していない自治体が50/237自治体であること、その他、一部の自治体で、マイナンバーに紐付ける障害者手帳情報を誤った事案があることが判明。
また、今回の点検作業を通じて、労災年金の紐付け誤りも1件判明しました。なお、岸田総理は、総点検について、これまでは「秋までに完了」としていましたが、この日の発言では、各大臣に対し、個別の機関の事情に配慮しながら、原則として11月末までに、個別データの点検を実施するよう指示しています。
今後の動向に注目です。詳しくは、こちらをご覧ください。
<マイナンバー情報総点検本部(第2回)/資料>
https://www.digital.go.jp/councils/mynumber-all-check/ccc4719c-d557-4d61-873f-4c9627342e5d/
<岸田総理は、第2回マイナンバー情報総点検本部に出席しました>
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202308/08mynumber.html