国立社会保障・人口問題研究所から、「令和3年度 社会保障費用統計」が公表されました(令和5年8月4日公表)。
令和3年度(2021年度)における集計結果のポイントは次のとおりです。
●社会保障給付費(ILO基準)の総額は、138兆7,433億円(過去最高を更新)。
前年度と比べ6兆5,283億円、4.9%の増加の増加。
●1人当たりの社会保障給付費は、110万5,500円。
前年度と比べ5万7,400円、5.5%の増加。。
●部門別社会保障給付費の項目
「医療」47兆4,205億円、「年金」55兆8,151億円、「福祉その他」35兆5,076億円。
前年度からの増加額は、「医療」4兆7,013億円(11.0%増)、「年金」1,816億円(0.3%増)、「福祉その他」1兆6,455億円(4.9%増)。
報道では、部門別社会保障給付費の前年度からの増加額について、「医療」の増加幅(11.0%増)が大きかったことなどが話題になっています。
その原因は、新型コロナのワクチン接種が本格化し、関連費用が増えたからと分析されています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和3年度 社会保障費用統計(令和5年8月4日公表)>
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