最近発生しているマイナンバーに関連する数々のトラブル(紐づけに誤りがある事案など)を受けて、総点検を実施することとされ、令和5年6月21日、「第1回 マイナンバー情報総点検本部」が開催されました。
初回の点検本部の会議では、最近発生したマイナンバー関連事案を整理したうえで、マイナンバーによる情報連携の正確性確保に向けた総点検に係る関係省庁の取組について議論されました。
この議論を踏まえ、会議に出席した岸田総理は、次のように述べました(ポイントを抜粋)。
- マイナンバーについては、今週に入ってもひもづけに誤りがある事案が確認された。全ての事案を重く受け止め、①関連するデータやシステムの総点検、②今後、新たな誤りが生じないようにするための仕組みづくり、③国民の不安払拭のための丁寧な対応、この3つの基本方針に基づきつつ、更に対策を強化していく。
- マイナンバーカードと健康保険証の一体化については、来年秋の保険証廃止と、その後、最大1年間、合計2年半の猶予期間を活用して、一体化に係る国民の不安払拭に取り組む。
- デジタル社会への移行のためには、国民の信頼が不可欠。
政府を挙げてコロナ対応並みの臨戦態勢で、国民のマイナンバー制度に対する信頼を一日も早く回復するべく、政府、地方自治体、関係機関一丸となって全力を尽くす。
同様のコメントは、令和5年の国会の閉会に関する記者会見でも述べられており、国民の関心の高さと、政府の危機感がうかがえます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<第1回 マイナンバー情報総点検本部(令和5年6月21日)>
首相コメント:https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202306/21mynumber.html
資料:https://www.digital.go.jp/councils/mynumber-all-check/baab515c-3b31-4089-8647-2d76f5efba29/